技術コラム

化粧品サンプル製造時に気を付けたいポイントについて解説!

化粧品サンプル製造をOEM会社に依頼する際に、気を付けておくべきポイントがいくつかあります。

特に、初めて依頼をする際にはポイントを抑えておかないと、自分のイメージとは異なってしまったり、基準に合ったサンプルができなくなってしまい、無駄なコストやリードタイムを費やしてしまう可能性があります。

 

今回は、アルミパウチの化粧品サンプル製造時に気を付けておきたいポイントについて解説していきます。

 

依頼時に気を付ける点①:記載事項が入りきるパウチサイズを選定すること

化粧品サンプル製造依頼時に気を付ける点の1つ目として「記載事項が入りきるサイズを選定すること」があります。

 

化粧品サンプルには、記載しなければならない事項がいくつかあります。

 

この記載は薬機法で定められており、製品名称、成分名称、製造販売業者の氏名または名称及び住所、製造番号または製造記号など、製品に関する多くの情報を記載する必要があります。

 

化粧品サンプルにはこれだけ多くの注意表記や法定表記の記載事項があるため、デザインデータ作成時に、1つのフィルム内に文字が収まりきらないケースが増えてきています。

 

このようなフィルムに文字が入りきらないことを防ぐために、フィルムの選定は「記載文字が収まるサイズ」を意識して行うことが重要となります。

 

 

例えば、化粧品サンプル・試供品受託センター.comを運営する足柄香粧株式会社では、横幅45mm~65mm・長さ45mm~150mmと幅広い大きさのアルミパウチを用意しております。

以下に幾つかサイズ範囲を記載しますので、フィルム選定時にぜひご参考にしてください。

 

更に詳しくサイズ範囲について知りたい方は、サイズ範囲の図面をご用意しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

 

>>お問い合わせはこちらから

 

依頼時に気を付ける点②:バルクに合わせたパウチサイズを選定すること

 

化粧品サンプル製造依頼時に気を付ける点2つ目として「バルクに合わせたパウチサイズを選定すること」があります。

 

アルミパウチには様々なサイズ・形状があります。

例えば、当社では横幅45mm~65mm・長さ45mm~150mmまでサイズを揃えており、幅や形状など様々な種類があるため、主に下記3点に注意する必要があります。

 

(1)内容量に合ったサイズのアルミパウチか確認しておくこと

様々なサイズ・形状があるからこそ、充填したいバルクに合ったアルミパウチの選定は非常に重要となります。

もし、アルミパウチのサイズ・形状の選定を誤ってしまうと、バルクが漏れてしまったり、外観が悪くなったりなどの問題が発生する場合があるためです。

 

品質トラブルが起こらないようにするためにも、内容量に対して適正なサイズのアルミパウチを確認しておく必要があります。

 

(2)アルミパウチの面積(充填可能な内容量)だけでなく、幅サイズも確認すること

アルミパウチは、面積が同じであっても幅サイズの異なるケースがあります。

 

例えば幅60mm×高さ70mmのアルミパウチAと、幅35mm×高さ120mmのアルミパウチBがあったとします。どちらも同じ面積となりますが、高さが50mmも異なるため、バルクによっては充填時パウチから液が溢れてしまう可能性もあります。

 

アルミパウチのサイズを検討する際には、面積(充填可能な内容量)だけでなく、充填量に合ったサイズも考慮することで、より確実な製造を行うことができます。

 

(3)バルクの性質を考慮したサイズ選定をすること

また、バルクの性質を考慮してサイズを選定することも重要となります。

 

例えば、シャンプーの充填。

化粧水など、粘度が低くさらさらとした液状のものは問題ありませんが、シャンプーなど糸を引くバルクの場合はアルミパウチのサイズ選定で注意が必要です。

 

一般的に化粧品製造ではノズルを用いてパウチへの充填を行っていきますが、糸を引くバルクの場合、充填時にアルミパウチのシール面にバルクが付着し液漏れにつながってしまう可能性が高いです。

 

店頭で見る大きなボトルであれば問題ありませんが、小さなアルミパウチの場合は注ぎ口が狭いため、液漏れを防ぐことが難しくなってきます。

 

 

このように、バルクの性質を考慮してアルミパウチのサイズを選定することも、確実な化粧品サンプル製造の実現につながります。

 

 

また、今回のシャンプー等糸を引くバルクの充填については、「糸を切りながら充填を行う」方法で解決することができます。

当社には自社設計の特殊ノズルを使用した充填技術があるため、小さなアルミパウチへの糸を引くバルクの充填を実現した実績があります。

>>実績について詳しく見る

 

 

バルクを考慮すると、自身のイメージに合ったサイズがなかなか見つからないとお悩みの方は、上記のような難しい充填でも対応できる場合がございますので、ぜひ一度ご相談下さい。

>>ご相談はこちらから

 

依頼時に気を付ける点③:製造のリードタイムを把握すること

化粧品サンプル製造依頼時に気を付ける点3つ目として「製造のリードタイムを把握すること」があります。

 

特に初めて化粧品サンプル製造をOEM会社に依頼する方は、完成までにどのくらいの期間を有するのかを把握できていないと、商品納入の遅延につながってしまいます。

 

 

一般的に、化粧品サンプル製造は1~2ヵ月の納期となっています。

こちらの納期期間は、製造する化粧品サンプルのデザイン決定、原料、資材(包材)が全て整った状態を前提としています。

そのため、OEM会社に依頼する際には3ヵ月程度の納期を見積もっておくことが重要です。

 

 

化粧品サンプルOEMの流れとおおよその所要期間目安は下記になります。

【仕様決定から御発注まで:約1ヵ月】

①お問い合わせ・詳細お打ち合わせ

お客様のご要望をお伺いし、製品仕様・梱包形態の仕様決定の打ち合わせを行っていきます。

 

②資材の検討

パウチやボトル、梱包資材などの検討を行います。

 

③御見積・御発注

①~②にて仕様が決定した後に、御見積・御発注を進めていきます。

 

 

【製造:約1~2ヵ月】

④化粧品サンプル製造:充填・仕上げ

上記の①~②で決定した仕様と資材にて充填、仕上げを行います。

 

⑤化粧品サンプル製造:検査

充填品の菌検査や完成品の検査を行い、品質のチェックを行います。

 

⑥化粧品サンプル製造:梱包・出荷

上記の①で決定した梱包形態にて、ご指定日時と場所に納品いたします。

 

 

化粧品サンプル製造のOEMには、充填のみを行っているところ、資材・包材を提供する必要があるところ等、様々な企業があります。

よりリードタイムを短縮したい場合は、充填から仕上げまで一貫対応しているところや、資材調達代行を行ってくれる企業に依頼することで実現できます。

 

当社の化粧品サンプル課題解決事例をご紹介!

当社がこれまでに行った、化粧品サンプル製造における課題解決事例をご紹介します。

 

事例①:粘度が高い充填物のアルミパウチ充填に対応した事例

粘度が高い充填物のアルミパウチ充填時によくあげられる問題点として、粘度が高いと自重で落ちてこず、空気が入ってしまうことがあります。

 

当社では、粘度が高い内容物の充填をする際はモーノポンプと呼ばれる”スクリューを回転させることによって中身の原料を吸い上げる”ポンプを採用することで粘度の高いバルクの充填を実現いたしました。

 

 

>>こちらの課題解決事例の詳細を見る

 

 

事例②:糸を引くバルクのアルミパウチ充填を実現

一般的に、糸を引くバルクは充填時に内容物がシール面に付着して液漏れに繋がってしまうため難易度が高い作業となります。

 

当社では特殊ノズルを使用して糸を切ることで、内容物の液漏れを防ぎながら充填を行っています。

 

>>こちらの課題解決事例の詳細を見る

 

 

あらゆる化粧品サンプル製造のお悩み・ご要望にお応えします!化粧品サンプル製造のことなら、化粧品サンプル・試供品受託センター.comまで!

化粧品サンプル・試供品受託センター.comを運営する足柄香粧株式会社は、高い生産管理基準・品質管理基準を満たしたアルミパウチ、ボトル、ジャー、メイクパレットの化粧品サンプル製造を実現します。

 

当社はこれまで、多数の大手化粧品企業様とお取引をさせていただきました。

 

当社では独自の生産管理体制によって、資材確認から充填内容物の検査、最終製品の検査まで徹底して実施しており、厳しい品質基準に合格した製品だけを出荷しております。

また、当社はClass7の清浄度に管理されたクリーンルームを完備しているため、菌に弱いデリケートなバルクの充填にも対応可能です。

 

そのため、大手化粧品メーカー様の高い生産管理基準・品質管理基準にも対応できる体制が整っております。

 

 

また、当社の主な強みとして「様々なアルミパウチ充填対応可能」「充填から梱包まで一貫対応可能」「複数の工場拠点によるリスク低減」があります。

①様々なアルミパウチ充填対応可能

当社では18台のアルミパウチ用充填機を保有しており、充填時のノズルをはじめとした各種部品も自社開発しているため、バルクの粘度や容量に合わせて、安定した品質・精度を保った充填が可能です。

 

②充填から梱包まで一貫対応可能

充填、仕上、梱包まで一貫対応しているため、お客様の納期短縮やコストダウンを実現します。

また包材・資材の調達代行も可能であり、お客様の材料調達にかかる工数や検査に要する工数を削減することができます。

 

③複数の工場拠点によるリスク低減

試供品・少量充填に特化した工場を3つ保有しているため、複数拠点によるリスク低減を実現することができます。

集中した生産拠点を有することで、万が一いずれかの工場で生産がストップしてしまっても、その他の工場にて対応が可能です。

 

 

「難易度が高く、希望する充填を行ってくれる会社がなかなか見つからない・・・」

「高品質な化粧品サンプル製造によって、お客様に安心・安全な化粧品をご提供したい」「よりリードタイムを削減した製造を実現したい」

 

このようにお悩み、お考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

>>>お問い合わせはこちらから

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