技術コラム

【解説】アルミパウチ製造委託時に使われる用語について

当社は化粧品サンプルとして配布されることの多い、アルミパウチ製造を得意としております。

お客様がご希望される製品を作成する為、製造委託頂く際は仕様の確認やご提案をさせて頂きます。

仕様確認ではアルミパウチ製造に関する様々な用語を使うこともあり、馴染みのない用語もあるかもしれません。

そこで今回は、化粧品サンプルを作成されるのが初めてのお客様や、製造委託が初めてのお客様にも伝わりやすいよう、アルミパウチ製造に関する用語を画像付きで解説していきます。

アルミパウチ製造に関する用語解説

アルミパウチ充填の短納期対応

こちらでご紹介する用語は弊社で使用している用語になりますので、正式名称とは異なる場合がございます。

製造委託のお打ち合わせや、仕様確認時に伺う内容を中心に記載しております。

単包・連包

当社のアルミパウチ充填機は横2連の充填機になります。真ん中を切り離して単包(1包)、ミシン目で繋げて連包(2包)として製造することが可能です。

また、横は2連までしか繋げられませんが、縦には何連でもミシン目で繋げることも可能です。

4連、6連などご要望に合わせて作成することが出来ます。

真ん中は切り離して縦の連包にすることも出来ます。

ただし、多連包にした場合、1包でも不適合品が出ると繋がっている全てが不適合になってしまうリスクを伴います。

ノッチ

ノッチとは、アルミパウチの切り口のことを指します。

当社のアルミパウチ充填機では、片側・両側どちらにもノッチを入れる事が可能です。

連包の場合、真ん中に入れる「センターノッチ」、両サイドに入れる「サイドノッチ」を選択頂いておりますが、こちらも両側に入れた「両側ノッチ」にすることが可能です。

製造ロット・刻印

化粧品の直接の容器などには製造番号又は製造記号の表示が必要になります。

当社では製造ロットと呼んでおり、アルミパウチには刻印によって表示を行っております。

当社のアルミパウチ充填機では最大5桁までの英数字で製造ロットの刻印が可能です。

また、使用期限など桁数の多い表示にはインクジェッター捺印、又はラベル貼付などで対応することも出来ます。

面付け

アルミパウチの包装材であるアルミフィルムはロール状で充填機にセットされます。

その後、中央でスリットされ表面と裏面に分かれ、貼り合わされます。

フィルムには表面と裏面のデザインが入りますが、印刷範囲へのデザインデータの並びを面付けといいます。

当社の充填機は横2連式になりますので、基本的には下記パターンが考えられます。

各々内側と外側が表裏一体となります。

製造ロットの刻印の関係で、通常は左から「表表裏裏」又は「裏裏表表」の面付けでお願いしております。

※「表裏表裏」「裏表裏表」と交互にした場合、刻印が表と裏の2パターン出来てしまいます。

この面付けとロットの表示位置(表面・裏面)、フィルムの巻き出し方向により設備の調整方法が異なる為、情報として伺うことがございます。

耳取り

製造上、基本的にはデザインに光電管というマークを入れて頂いておりますが、この光電管を商品に入れたくない場合には、「耳取り」と言ってフィルムの端を切り落とす事が可能です。

フィルムを貼り合わせた後、両端をカットしていきます。

こうする事でフィルム原反の中央と両端を切り落とし、光電管のない仕上がりとなります。

横シール・縦シール

アルミパウチは縦シールと横シールの四方シール構造になっています。

そのためアルミパウチを四方シールパウチと言うこともあります。

製造工程としては、①縦シール、②横シールの順にローラーによりヒートシールを行います。

まず両側の縦シールを行い、一方の横シールを行ってから中身を充填し、もう一方の横シールで閉じます。

この時、泡立つバルクや糸を引くバルクはシール面に付着しないよう注意が必要です。

費用は掛かりますが、ローラーを作成することでシール部分を特殊な形状にすることも可能です。

抜き型

抜き型とは、四方シールしたアルミパウチを特殊な形状に抜く型を言います。

当社では上記二種類の持ち型を保有しております。

製造工程としては、通常のアルミパウチの製造工程を行い、作成した抜き型で切り抜きます。

この他、新規型を起こせば様々な形状のアルミパウチを作成することが出来ます。

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