技術コラム

防腐剤フリーの化粧品サンプル充填のご紹介!

足柄香粧株式会社では、菌汚染にデリケートな化粧品の製造も可能です。

通常化粧品は、防腐剤を入れることで、化粧品内で微生物が繁殖することを避け、安心して使用できるようになります。

 

一方で、肌ストレス軽減の為、「防腐剤フリー」「パラベンフリー」というような菌の汚染にとてもデリケートな商品もございます。

当社では、徹底した品質環境を整えることで、「防腐剤フリー」「パラベンフリー」のような菌汚染にデリケートな化粧品のサンプルを製造することが可能です。

 

 

今回のコラム記事では、菌汚染にデリケートな化粧品サンプルの製造を実現する為、当社での製造・品質体制について、3つのポイントに分けて解説していきます。

 

 

防腐剤とは?

当社の製造・品質体制をご紹介する前に、まずは防腐剤の役割についてまとめていきます。

 

化粧品における防腐剤の役割は、化粧品内で微生物が繁殖することを避け、安心して使用できるようにすることです。

化粧品は主に水やアミノ酸など様々な成分で構成されています。

そのため、カビの発生や微生物の繁殖などの恐れがあるため、カビの発生、微生物の繁殖などを防ぐために防腐剤が用いられます。

 

このように、防腐剤は菌や微生物の発生を防ぐために有効な成分ですが、稀に、厚生労働省が決めた許容範囲内の配合でも、人によっては皮膚の炎症、アレルギーを起こしてしまう場合もあります。

 

 

そこで、パラベン等の一般的な防腐剤を除いた化粧品があります。この化粧品が、防腐剤フリーの化粧品(無添加の化粧品)です。

 

当社では、これらの化粧品も菌汚染されないよう、徹底した管理を整えることで、製造を可能としております。

 

では、なぜ当社でこのようなデリケートな化粧品サンプルを製造することができるのか次の項目にて解説していきます。

 

 

 

防腐剤フリーの化粧品サンプル充填を可能にする当社の製造管理体制3つのポイント

当社の防腐剤フリーの化粧品サンプル充填が可能な理由として、製造管理体制における下記3点のポイントが挙げられます。

 

ポイント1:Class7のクリーンルームにて製造が可能(アルミパウチ充填のみ)

当社は衛生度Class7のクリーンルーム内でアルミパウチ充填が可能となっております。

そのため、通常の充填エリアよりも更に衛生度が高く、微粒子や浮遊菌の侵入をより高いレベルで防ぎながら、高品質なアルミパウチ充填を実現しております。

 

更にクリーンルーム内で作業者する人は、衛生度を高めるよう帽子から靴に至るまで専用の着衣へと二次更衣を行い、クリーンルーム内に入室します。

またバルク・資材についても専用の搬入口を設けることで、作業者との導線を分け、より良い衛生環境を保っております。

 

上記のように、Class7のクリーンルームで高い衛生度を保ちながら製造することで、菌や微生物、微粒子の侵入を防ぎ、安心・安全な化粧品サンプルを製造しております。

 

 

 

ポイント2:全て分解洗浄ができる設備機器

当社では、製造に用いる接液部品はすべて、分解洗浄が可能な部品を使用しております。洗浄時はこれらの部品をすべて分解し、洗浄・殺菌を行っております。

この分解洗浄は、全ての容器充填で対応しております。

 

そのため、設備機器の細かい部分まで洗浄・殺菌が行き届き、常に設備機器全体が清潔な状態が保てるようになっております。

 

この設備機器の徹底した洗浄が、デリケートな化粧品の化粧品サンプル製造につながっています。

 

 

ポイント3:90℃にて加温殺菌を実施

多くの一般細菌は熱に弱く、75度以上で1分以上加熱すると死滅すると言われています。

当社では、化粧品サンプル製造時に90℃の温水にて、10分以上の加温殺菌を実施しております。

加温殺菌は、全ての容器充填で対応しております。

 

当社では90℃の温水で加温殺菌を行うことで、接液部品の高い殺菌効果の実現が可能です。加温殺菌の殺菌効果よって、接液部品に付着した菌を殺菌し、商品へ菌が混入しないよう、徹底した管理体制で製造しております。

 

 

加温殺菌をされた機械で製造を行い、その後菌検査を行って合格した化粧品サンプルのみお客様にご提供しておりますので、安心してお使いいただける化粧品サンプルをお届けすることができます。

 

 

当社の化粧品サンプル課題解決事例をご紹介!

当社がこれまでに行った、化粧品サンプル製造における課題解決事例をご紹介します。

 

事例①:Class7のクリーンルームで菌に弱い製品のパウチ充填に対応可能

当社は清浄度クラス7のクリーンルームを完備しているため、防腐剤の少ないバルクや菌に弱い製品のアルミパウチ充填にも対応しております。

 

化粧品ならびに薬用化粧品などの医薬部外品につきましては、微生物限度値について国際標準規格ISO17516 (Microbiological Limits)に準拠する形で粧工連自主基準として定められています。

 

当社は、徹底した衛生管理体制により安心した製品品質を実現しております。

 

>>事例詳細はこちら

 

 

 

事例②:エア嚙みによる充填量のバラつきを抑えたサンプル製造事例

アルミ充填機(押し込み機)

こちらは、充填量のバラつきを抑えた化粧品サンプルの充填事例です。

 

よくあげられる問題点として、粘度が高いバルクは自重で落ちてこず、充填時に空気が入ってしまうなどの問題が起こります。

万が一、エア噛みによる充填量のバラつきが発生してしまうと、お客様の指定した充填量に満たず不良品となってしまいます。

このようなことを防ぐためにも、充填量のバラつきを抑えることはとても重要です。

 

当社では充填機の上部にあるホッパーに原料を押し上げて、自社開発している押し込み機を使用することで下に押し込みながら充填を行うので、そのようなトラブルはございません。

 

>>事例詳細はこちら

あらゆる化粧品サンプル製造のお悩み・ご要望にお応えします!化粧品サンプル製造のことなら、化粧品サンプル・試供品受託センター.comまで!

化粧品サンプル・試供品受託センター.comを運営する足柄香粧株式会社は、高い生産管理基準・品質管理基準を満たしたアルミパウチ、ボトル、ジャー、メイクパレットの化粧品サンプル製造を実現します。

 

 

当社はこれまで、多数の大手化粧品企業様とお取引をさせていただきました。

 

当社では独自の生産管理体制によって、資材確認から充填内容物の検査、最終製品の検査まで徹底して実施しており、厳しい品質基準に合格した製品だけを出荷しております。

また、当社はClass7の清浄度に管理されたクリーンルームを完備しているため、菌に弱いデリケートなバルクの充填にも対応可能です。

 

そのため、大手化粧品メーカー様の高い生産管理基準・品質管理基準にも対応できる体制が整っております。

 

 

また、当社の主な強みとして「様々なアルミパウチ充填対応可能」「充填から梱包まで一貫対応可能」「複数の工場拠点によるリスク低減」があります。

①様々なアルミパウチ充填対応可能

当社では20台のアルミパウチ用充填機を保有しており、充填時のノズルをはじめとした買う種部品も自社開発しているため、バルクの粘度や容量に合わせて、安定した品質・精度を保った充填が可能です。

 

②充填から梱包まで一貫対応可能

充填、仕上、梱包まで一貫対応しているため、お客様の納期短縮やコストダウン実現します。

また包材・資材の調達代行も可能であり、お客様の資材調達にかかる工数や検査に要する工数を削減することができます。

 

③複数の工場拠点によるリスク低減

試供品・少量充填に特化した工場を3つ保有しているため、複数拠点によるリスク低減の実現することができます。

集中した生産拠点を有することで、万が一いずれかの工場で生産がストップしてしまっても、その他の工場にて対応が可能です。

 

「難易度が高く、希望する充填を行ってくれる会社がなかなか見つからない・・・」

「高品質な化粧品サンプル製造によって、お客様に安心・安全の化粧品をご提供したい」「よりリードタイムを削減した製造を実現したい」

 

このようにお悩み、お考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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